「災害時のトイレの話し」というテーマで話しました。

2019年9月9日近くの地域コミュニティスペースにて

「災害時のトイレの話し」というテーマで話しました。

なお冒頭に下記をプレクイズとして問いかけました。そこから内容は推していただければと存じます。

Q 停電断水の災害時、次の1~4から対応を選んでください

①     トイレをどうすればいい?

1 仮設トイレがくるのを待つ

2 がまんする

3 そのあたりでする

4 水洗トイレに流す水を探す

②     施設内に複数のトイレがある場合どのトイレを使うべきか?

1 窓がある

2 ひろく多目的であること

3 プライバシーに配慮して離れた場所にある

4 ドアが内開きになっている

Q はい/いいえで答えてください。

①     自分の人柄同様トイレットペッパーに裏も表もない。(はい/いいえ)

②     家の近くにマンホールがあるので、いざというとき使えばよい。(はい/いいえ)

③     水槽が高いところにあるマンションの上層階に住んでいるので、トイレは心配しなくていい(はい/いいえ)

④     災害の発生直後水道が使えれば既存の水洗トイレを利用してよい(はい/いいえ)

⑤     避難所でトイレを設置するなら、避難者に近い屋内だけにおくべきでわざわざ屋外には不要だ(はい/いいえ)

⑥     仮設トイレは障がい者や要介護者でも心配なく使用することができる(はい/いいえ)

⑦ 断水時はふろの残り湯等を使って水洗トイレを流しても排水管を詰まらせる心配はない(はい/いいえ)

Q 次の文章の( )に適切な数字をいれてください

① 人はふつう1日の内( )回トイレに行く

② 家庭でトイレットペーパーは1回あたり( )cm使用されている

③ 水洗トイレで1回流すのに( )Lの水が必要である

東京大学大学院片田敏孝先生の講演聞いてきました

防災研究者の片田 敏孝 先生の講演が15日土曜日に摂津市でありました。 ・あらぶる自然に対して 完全な安全はあり得ない、 ・行政で対策しきれない時は住民の主体性が必要 が要旨です。

倉敷の集中豪雨では、寝たきりの人を避難所に連れていけず死亡した人が多かった。国の中央防災会議にも委員として参加したが、中間報告書での表現「周知する」「自覚を促す」「避難していただく」などに違和感を感じた 。

・避難情報や気象情報は膨大で住民に届かない・自助や主体性のレベルで考えないとどうにもならない ・行政主導の対策に限界がある、・住民主体の対策に転換の必要あり等、提言した。

ワーキンググループの報告書での国民へのメッセージの要旨はこうなった   ・あなたの命を自ら守るという意識を持ってください、・ 行政は全力で支援するが 一人一人の状況に応じた情報提供は不可能、一人一人を助けにはいけない、・地域で助け合ってください

これまでの災害では、知識・情報・避難所の位置・避難路を伝えても必ずしも避難は行われなかった、東日本の大地震の津波のため、最後まで子供を探して亡くなった母親、避難所にいない高齢者を探しに行き帰ってこなかった消防団員など「人として逃げられない」状況にあった。

児童への津波教育後、児童は津波が来たら逃げるというが、「 その時母はどうするか?」と聞くと 「 迎えにきてしまう」と想像し多くは動揺する 。 家族とのかかわりの中で考えさせ、自分で自分の命を守ることが両親の命を守ることにつながる、と認識させる 。

防災 とは ・ 不安や楽観が交錯する自分の心の中 ・ 家族や大切な人と 互いに思いあう心の中 ・行政地域との関係 が関わっている。 単に自然災害に向かい合うだけでなく、弱者をつつみこむ社会 「災害にも強い社会」 への構造転換を 望む

 

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